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7. 三塁審について .
8. 二塁審について .
9. 球審について .
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9. 球審について

球審は「ストライク」「ボール」の判定から、内野での「ファウル」、フライの捕球判定等々、審判員の中で最も多くのジャッジを行います。また、出場選手の管理や試合進行など、試合に関するあらゆる権限が集中する審判員です。それだけにルールや審判技術について十分な知識と経験が必要になることは言うまでもありません。とは言え、初めは誰でも経験はないもの。紅白戦や練習試合などでどんどん経験を積んで試合にのぞみましょう。


1. 球審の主な仕事

1) 試合の管理・進行(メンバー表の管理、集合・挨拶)

2) 「ストライク」・「ボール」等の投球に対する判定

3) 一・三塁ベースまでの打球に対する「ファウル」のジャッジ

4) 内野へのフライ、ライナーの捕球確認「キャッチ」「ノー・キャッチ」

5) 本塁上のプレーのジャッジ(送球等)

6) 三塁走者のタッグ・アップの確認(レフト方向の打球に対して)

7) 塁審が外野へ打球を追った場合のベース・カバー(一塁または三塁)

8) 投手交代時の投球練習数確認

9) 得点や選手交代の公式記録員への伝達

10) 選手交代の対戦チームへの伝達


2. 投球に対する判定

1) 球審の構え方(スロット・スタンス)
右打者なら、ホーム・ベース左端に自分の体の中心を合わせ、目線をストライク・ゾーン高めいっぱいに合わせて、左足を前に出し、右足は後ろに引いて構えます。
左足のつま先は、捕手のかかとと揃えるのが基本で、右足は左足のかかとと揃えて構えます。左腕はお腹付近、右手は膝の上に構えます。左バッターだと逆になります。
投手がプレートに足を置いた状態で足を開き構えられる体制を取ります。投球動作に入ったら構え(ゲット・セット)、しっかり球筋を確認した後、大きな声でコールして下さい。

   スロットスタンス     スロットスタンス

2)

「プレイ」
試合開始時、「ファウル」や「タイム」等のボール・デッドの後には、「プレイ」をかけてプレーを開始または再開します。
まず、構える準備の位置に立ち、投手へ右手の手のひらを向けて投球を制止しておきます。そこから投手を指差しながら『プレイ!』とコールして構えます。

   プレイ1   ⇒   プレイ2   ⇒   プレイ3

3)

「ストライク」の規定
ストライク・ゾーンは、ホーム・ベースの前面が基準となります。打者がまさに打とうとする時の姿勢を基準に、ホーム・ベース上にボールの一部が接する形で通過し、なおかつ肩上部とベルトの中間点と膝頭の下部の間にボールが接する形で通過するとストライクになります。肩上部とベルトの中間点は、ユニフォーム胸部のチーム・ロゴ・マークを参考にして下さい。
少年野球では、特に低学年の場合は、山なりのボールもあり、ショート・バウンドしてもストライクになる場合があります。

4) 「ストライク」と「ボール」
「ストライク」
「ストライク」は、ゲット・セットの構えから体を伸ばし、「アウト」と同じジェスチャーで『ストライク!』とコールします。2013年シーズンより、カウントに合わせて、『ストライク・ワン!』→『ストライク・ツー!』→『ストライク・スリー!』とコールします。ストライク・スリーの後に「バッター・アウト」とは言いません。ルール上、「ストライク・スリー」は「アウト」ではありませんので。いわゆる「振り逃げ」などの場合には「ストライク・スリー」ではありますが、即座に「アウト」となりません。

ゲット・セット ⇒ ストライク
ゲット・セットの姿勢 『ストライク!』

「ボール」
「ボール」は、ゲット・セットの構えのまま、コールのみ行って下さい。ジェスチャーは必要ありません。きわどい投球の際は、より大きな声でコールします。首をかしげながらのコールは絶対にやめましょう。トラブルの元です。
2013年シーズンより、「ボール」の場合も、『ボール・ワン!』→『ボール・ツー!』→『ボール・スリー!』→『ボール・フォア!』とコールすることになりました。

「ハーフ・スイング」
打者がハーフ・スイングを行い、球審が「ボール」と判定した場合、捕手からの要望に応じて、一塁審(右打者の場合)または三塁審(左打者の場合)に、スイングしたかどうかのジャッジを委ねることがあります。
その場合、1〜2歩、一塁または三塁の方向に踏み出し、一塁審または三塁審を左手で指差して、「振りましたか?」と聞きます。
ハーフスイング ハーフスイング
一塁審に 三塁審に

ボール・カウントの確認
投手が何球か投球を行うごとに、両手の指でボール・カウントを投手に伝えてあげます。

通常は、けん制球も含めて3〜4球おきに行うと良いでしょう。しばらくプレーが中断した後などにも確認してあげます。

左手でボールの数、右手でストライク数を示します。

以前は、「2ストライク、1ボール!」のように、ストライクからコールしていましたが、国際ルールでは、ボールからコールします。

奈良ちびっこ野球愛好会でも、2011年よりボールからコールすることになりました。
   ボール・カウント確認

5)

「フォア・ボール」と「デッド・ボール」
「フォア・ボール」
ボールが4個になると「フォア・ボール」となり、打者に一塁までの進塁が認められます。この場合、『ボール・フォア!』とコールし、打者へ一塁への進塁を促します。
左手で一塁を指し示すジェスチャーを行う方もおられますが、一塁審へのハーフ・スイングの確認と混同する可能性がありますので、やめた方が良いようです。気がついていない子供には言葉で伝えてあげて下さい。また右手は「ストライク」や「アウト」と混同する可能性があるため絶対にやめて下さい。
「フォア・ボール」は「ボール・イン・プレー」です。一塁へ到達した打者走者がそのまま二塁へ向かうことも可能です。

「デッド・ボール」
投手の投げた投球が、直接であれ、ワン・バウンドであれ、打者に当たった場合には、「デッド・ボール」となり打者に一塁への安全進塁が認められます。この場合、球審は「ファウル」と同じジェスチャーと共に『デッド・ボール!』または『ヒット・バイ・ピッチ!』とコールし、打者に一塁への進塁を促します。
その際、打者にケガが無いか確認してあげて下さい。もしすぐに一塁まで進んだ場合も、一塁審に打者のケガについて確認して下さい。
「デッド・ボール」は、「ファウル」と同じジェスチャーを行うことからも分かるとおり、「ボール・デッド」となります。したがって、一塁へ進塁した打者走者はそのまま二塁へ進むようなことはできません。
 デッド・ボール

6)

「振り逃げ」
無死または一死で走者が一塁にいない場合、または二死の場合(走者の状況に関係なく)で、
第3ストライクの投球を、捕手が正規に捕球できなかった場合、
打者は三振しても直ちにアウトとはならず、打者走者となって一塁への進塁を試みることができます。
このプレーを俗に「振り逃げ」と呼びます。

守備側が打者をアウトにするには、打者にタッグするか、
打者が一塁に到着する前に一塁に送球する必要があります。

「捕手が正規に捕球できない」とは次の場合を指します。
 @ 捕手が捕球する前にボールが地面に触れた場合(ワンバウンド投球を空振りした時など)
 A 捕手が捕球できなかったとき(ワイルドピッチ、パスボール、落球など)

つまり、見逃しのストライクでも捕手が捕球できなければ、振り逃げの権利が発生します。
少年野球の場合、ワンバウンドでもストライクになったり、
ストライクの投球を捕手が捕球できないことも頻繁に発生しますので、注意して下さい。

無死または一死で走者が一塁にいる場合には、このルールは適用されず、
第3ストライクを宣告された時点で打者はアウトとなります。
ただし、二死の場合は、「振り逃げ」が発生しますので、頭の中で状況をよく整理しておきましょう。

また、打者走者が走塁を放棄した場合にも、その時点で打者はアウトとなります。
「走塁を放棄する」とは、打者が三振でアウトになったと思って、ベンチに戻ろうと、
ダートサークル(本塁を中心とした円)から出た場合を指します。
その場合、打者は走塁を放棄したと見なされ、直ちにアウトとなります。

7)

「打撃妨害(インター・フェア)」
ボールを打とうとする打者の体やバットに捕手のミットや体の一部が触れることで、打撃が妨害された場合、審判員は頭上で左手の甲を右手で叩くジェスチャーをして『打撃妨害(インターフェア)!』とコールし、「タイム」をかけて「ボール・デッド」にします。
打者には、一塁への安全進塁権が与えられ、それによって押し出される走者には、それぞれ1個の安全進塁権が与えられます。
打撃妨害があったにもかかわらず、打者が打ってしまった場合(ファウルの場合を除く)は、ひとまずイン・プレイとなり、プレイが一段落したところで球審が「タイム」をかけ、状況によって適切な処置を行います。
基本的に、攻撃側に有利な結果となった場合はそのまま流し、攻撃側に不利となった場合には打撃妨害を適用します。打者はアウトになったが、走者は進塁した等のどっちとも言えない場合には、攻撃側の監督に「そのまま流す」のか「打撃妨害を適用」するのかの選択権が与えられます。


3. 内野への打球に対する判定

1) 打球が飛んだら、まずマスクを左手で外します。右手はアウトなどの判定で使いますので、必ず左手で外してください。

2) 打球を追うように、捕手や打者走者にぶつからないように、捕手の前に出ます。

3)-1 「ファウル」、「フェア」の判定
ダイヤモンド内のファウル・ライン際へ打球が飛んだら、捕手の前に出て、一塁側または三塁側のファウル・ラインをまたぎ、「ファウル」・「フェア」の判定をします。打球が早く、前に出る時間がない場合は、捕手の後ろからファウル・ラインの延長線上に立ち、ジャッジします。ベース上およびベースより後ろは塁審の責任範囲となります。

3)-2 「キャッチ」、「ノー・キャッチ」
内野へのフライやライナーに対する捕球確認は球審が行います。ノー・バウンドで捕球したら「アウト」のジェスチャーで『キャッチ!』、捕球できなかった場合は「セーフ」のジェスチャーで『ノー・キャッチ!』とコールします。ここで言う、「内野」とはダイヤモンドの中ではなく、外野が芝で内野が土の球場の場合の、土のエリアのことだと思って下さい。内野手の守備範囲のエリアと言う方が分かり易いでしょうか?
ベンチや観客席のボール・デッド・ライン付近へのファウル・フライの場合は、ファウル・エリアに大きく移動して「キャッチ」の判定をします。ただし、コーチャーズ・ボックスの本塁側のラインより後方のファウル・フライは、各塁審がジャッジします。

3)-3 必要に応じ、「インフィールド・フライ」の宣告を行います。
「インフィールド・フライ」がある状況(無死または一死で、走者一・二塁または満塁)では、審判団全員が右手の手のひらを左胸に当て状況を確認しておきます。
該当場面で内野フライが上がったら、球審は本塁前に立って右手を上げ、人差し指でボールを指差し『インフィールド・フライ!』とコールします。(バントは除く)

3)-4 ゴロの打球の場合は、スリー・フット・ライン付近まで打者を追いかける形で走り、打者走者がダイヤモンド内を走ることによる守備妨害の確認をします。
野手が一塁へ暴投し、ボール・デッド・ラインを越えた場合のジャッジ(「タイム」と「テイク・○ベース」)も球審が行います。


4. 外野への打球に対する判定

1) 打球が飛んだら、まずマスクを左手で外します。右手はアウトなどの判定で使いますので、必ず左手で外してください。

2) 打球を追うように、捕手の左側を回って前に出ます。

3)-1 レフト方向へフライが上がった場合、主に三塁走者のタッグ・アップ、リタッチを確認します。

3)-2 必要に応じ、一塁または三塁のカバーに入ります。(他の塁のカバーに入るフォーメーションについては、フォーメーションの項でご説明します。)


5. 本塁上でのプレーに対する判定

1)
野手からの送球と走者・捕手の位置関、
さらには行われるプレーがフォース・プレーか
タッグ・プレーかといった条件から判断し、
走者の触塁やタッグ・プレイが見やすい位置に
すばやく移動します。

その際、本塁の周囲に引かれた
ダート・サークルの線に沿うように移動し、
適切な位置を選択すると見やすいです。

野手からの送球が大きく逸れていないことを
確認し、送球からいったん目を切って
「Look」の姿勢をとります。
球審 ジャッジの位置

2) 本塁でのジャッジは得点に直結するため非常に重要です。しっかりとプレーを確認し、大きなジェスチャーとコールで自信を持って、ジャッジして下さい。


6. 試合の運営の流れ

1) 試合に先立ち、両チームのメンバー表を受け取ります。

2) 幹事チームの方から、試合球を受け取ります。

3) 『集合準備!』と合図し、ベンチ前に整列しているのを確認後、『集合!』と声をかけ、審判員と選手を整列させます。

4) 『〇〇対〇〇の試合を始めます』と声をかけ、『攻守交替は駆け足で』といった注意事項を話した後、『キャプテン握手!』で握手させます。最後に『礼!』で両チームが挨拶をします。

5) 所定の投球練習(初回・投手交代時5球、攻守交代時3球)の後、「プレイ」をかけ試合開始。

6) 試合が終われば、『集合!』と声をかけ、選手・審判員を整列させ、『これで試合を終わります。』と声をかける。この時、点差や勝利チームを言う必要はありません。キャプテン握手の後、右手を上げて『ゲーム!』とコールして試合終了です。

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