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はじめに .
1. 基本のキホン .
2. 服装・持ち物 .
3. 審判の流れ .
4. 審判の心得 .
5. ジェスチャーとコール .
6. 一塁審について .
7. 三塁審について .
8. 二塁審について .
9. 球審について .
10. フォーメーション .





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4. 審判の心得 |
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1. |
常にボールから目を離さない。 |
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プレーはいつどんなタイミングで起こるか、わかりません。気を抜いた時ほど、きわどいプレーは起こるもの。
よくあるのが、けん制球が来て、ランナー戻って「セーフ」。ファーストがピッチャーへ返球。塁審が気を抜いたところで、ピッチャーがそのまま再度ファースト送球してランナーにタッチ。でも、塁審は見ていなかった。こんなことにならないように。特に子供の野球では常識では考えられないプレーが起こります。しっかりと集中していて下さい。
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2. |
選手の邪魔にならず、プレイが見やすいポジショニング。 |
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投球時のポジショニング、プレー判定時のポジショニングともに選手の邪魔にならないことを意識して、位置を決めて下さい。特にダイヤモンドの中に入ってジャッジする時などは要注意です。
塁上のプレーに対しては、野手の送球方向に対して90度の位置からジャッジするのが基本となります。
また、タッグ・プレイは近くで、フォース・プレイは少し離れて見た方がよく分かります。ボールをキャッチする音、走者がベースを踏む音なども判断材料になります。
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3. |
ジャッジの前には立ち止まって「Look(見る)」の姿勢。 |
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きちんと見ていることが周囲に伝わるような姿勢でプレーを見て下さい。走りながらのジャッジはNG。打球が飛んだら、反応よく、すばやく行動を開始して、ジャッジの前に移動は済ませておいて下さい。移動が遅れ気味でも、少々遠くても構いませんので、立ち止まって「Look(見る)」の姿勢をとって下さい。見ていることを周囲に伝えることで、ジャッジの説得力アップにつながり、トラブルの種を事前に摘み取ることになります。
「ラン(Run)」−「ストップ(Stop)」−「ルック(Look)」−「コール(Call)」ということが言われます。つまり打球が飛んだら素早く反応して移動し、いったん立ち止まって、しっかりと「Look」の姿勢でプレーを注視した上で、大きな声とともにジャッジを行うという流れになります。
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4. |
ジャッジは早まらない。特にアウトは一呼吸おいてから。 |
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「セーフ」の判定は、基本的にくつがえることはありません。セーフの後に走者が飛び出してタッッグ・アウトというのはありますが、それは別のプレーということです。ですから、「セーフ」のジャッジは、プレー確認直後に行って下さい。
一方、「アウト」の場合は、守備の選手が捕球やタッグ時にボールを落としていることも考えられます。捕球やタッグ後のボールの状態をきちんと確認し、ひと呼吸おいて「アウト」のコールをしましょう。
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5. |
きわどいプレーには、ジェスチャー、コールをひときわ大きく。 |
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きわどいプレーと言うのは、味方にとって有利な方に見えてしまうもの。つまり、審判員が正しいジャッジを行ったとしても、ベンチや観客からブーイングが出ることもあります。ですから、「私がしっかり見ていました!」という自信を示す意味でも、大きなジェスチャーで、大声を出してコールして下さい。威厳と自信のあるジェスチャーとコールさえあれば、案外ブーイングは起きないものですよ。
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6. |
自信を持って勇敢に、そして公平にジャッジする。 |
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自信のなさそうな態度はよくありません。首を傾げてみたり、ジェスチャーを迷ってしまったりすることは、たとえそのジャッジが正しかったとしても、不平不満のもとになります。万一ミスしたとしても、その場は堂々と。ベンチや周りの声を気にしないくらいの気持ちが大切です。(失敗は、試合終了後に、ゆっくり反省すればOKです。)
プロの審判員ではありません。そこは開き直ってジャッジしましょう。
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7. |
失敗しても次のジャッジは正確に。埋め合わせはしないこと。 |
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ひとつジャッジを失敗した時に、その後もその失敗を引きずっていると、集中できなくなって、さらにミスを重ねてしまいます。やってしまったことは仕方がない。反省は後からゆっくりすればいいのです。
最もいけないのが、ミス・ジャッジを埋め合わせるために、次の機会に、先程不利になったチームに有利なジャッジをすること。これをやっていると、その後の試合がガタガタになってしまいます。プロではないのですからミスはつきもの。ひとつひとつ新しい気持ちで、公平なジャッジを心掛けて下さい。
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3. 審判の流れ < 4. 審判の心得 > 5. ジェスチャーとコール
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